【基本方針】
熱い鼓動の共鳴
その情熱が山梨の光となる
【はじめに】
私が幼い頃、父親が楽しそうに活動し多くの仲間たちに囲まれている姿が心に残っていました。帰郷した際に、JC という団体を知り、あの時の父親の姿を思い出し、さらに深く知りたいと思い入会しました。JC に入会し初めて委員長となり議案を上程した際のこと、理事会では様々な指摘を受け懇親会でも話題は理事会の延長戦の様相を呈し、私は「野球部時代に味わった終わりの見えないノックを社会人になっても経験しなきゃいけないのだろうか」と驚きを隠せませんでした。しかし、ふとした瞬間に先輩方は、「その事業で何をしたいのか、私たちの活動の目的は何であるのか、それをどのように実施したら最も効果があるのかということを本気で考えろ、それができる人財が増えることがこの地域の発展のためには絶対必要なのだ」ということを私に伝えてくれようとしているのだと気付きました。近年、「何のためにJC活動をしているのか」という意義を理解せずに活動をしている会員が多いように感じています。これは、会員の在籍年数が短くなりアカデミー会員の割合が増加し、何度でも意義を語って行動してくれる人財が不足していることが大きな原因の一つであると考えています。そして、JC 活動の目的を理解せずに活動をしていては、その活動は自己満足に終わってしまい、共感を得られず、衰退の一途をたどってしまいます。会員一人ひとりが何のために行動するのか、なぜここに立っているのか、何を後世に残し、創りあげられるかを意識して活動することが必要です。近年は、情報通信技術等の発達により、容易に有益な情報を伝達、交換することができるようになったことで、コミュニティーの選択肢は広がり、様々な目的のために人が活動するようになり、その結果、地域で活動する団体は「JCしかなかった」時代から「JCもある」時代になりました。我々は、特定の個人や団体の利益のために活動するのではなく、明るい豊かな社会の実現に向け、常に地域の未来のために活動する一筋の希望の光です。この地域で生活し、事業を営み、いかされている我々が、より良い未来を創るために活動し続けることがJCの存在意義だと考えます。
【11LOM 連携について】
JC という共通の枠組みに属する異なる地域のLOMが、連携し協力する意義は大きく、各LOM が持つノウハウ、成功事例、失敗体験、課題を共有することによって、山梨県内の全LOMがそれぞれの強みをいかしつつ、全体のスキルや知識の向上を図ることができます。これにより、地域ごとのJC活動の質が一段と高まり、より効果的で有意義な事業の実施が可能となります。山梨県内の 11LOM が積極的に交流する機会を山梨ブロック協議会として創出してくことで、異なる視点や価値観が刺激となり、LOM同士のさらなる繋がりを深め、事業などでのLOM連携の発展へ繋げていきます。これにより、山梨県内の11LOMの全体的な能力向上を図り、山梨ブロック協議会のスケールメリットを最大にいかすことができます。また、LOM間の連携は、山梨県内の11LOMの繋がりを強化するだけでなく、山梨の発展に向けた共通の目標に対する意識を高め、連携の幅が広がることで、より効果的な活動を行うことができ、地域全体の発展を加速させることができると考えます。
【会員拡大について】
2018 年期首に315名であった会員数は、2024年期首には211名と、6年で2/3に減少しており、近年の会員数減少については焦りを覚えます。山梨県内の11LOMも20名以下で活動をするLOMが多数を占め、会員拡大は喫緊の課題です。しかし、この問題をどこか他人事のように考え、「誰かがやってくれればいいだろう。」と考えている会員が多く見受けられます。いたずらに会員数を増やすことが良いとは考えていませんが、我々の活動に賛同する仲間を増やし、持続的な組織運営を行うために会員拡大は必須の課題であると考えます。まず、問題点として入会したものの活動の意義などが見出せない、役職を担った際に一人で抱え込むあまりに孤立してしまい、活動の目的を見失ってしまうことが挙げられます。これに対しては、会員にJCの理念を浸透させ、会員拡大の大切さを共感できる機会をつくり、自らが拡大行動に移すことができる人財育成を行ったうえで、拡大活動を若年層世代に向けて広げて行きます。次に、継続的な会員拡大を行えるよう、予定者の段階から拡大リストを作成し、年頭から本格的な会員拡大活動ができるような体制を構築し、さらには要支援 LOM に対し山梨県内の11LOMが手を取り合いブロック協議会一丸となって支援します。JC 活動の価値を共有できる仲間を多く獲得できるよう、ブロック協議会が山梨県内の11LOM の会員拡大活動の後押しをします。
【多角的な視点による地域づくりについて】
私たちが住み暮らす山梨は、多くの問題に直面しています。少子高齢化や若者の都市への流出による人口減少、商店街や温泉街の地域経済の衰退、空き家や耕作放棄地の増加、後継者不足による企業の廃業など、課題は山積しています。こうした課題に対して単に悲観的に嘆くだけではなく、新たな視点で価値を創造し、地域の可能性を発掘することが重要です。山梨には、まだ見出されていない多くの魅力であふれています。そのような魅力を大いに活用し発見するためには山梨に住み暮らす我々だけで考えて語っていては、俯瞰的に山梨が持つ価値の存在に気付くことができません。山梨に眠る大きな可能性を発掘するためには外からの視点を取り入れる必要があります。多様な背景や経験を持つ人財が集まり、外からの視点を取り入れて発掘した山梨の新たな魅力は、多くの共感を獲得します。
多角的な視点で山梨の新たな魅力を発見し、多くのパートナーと運動を起こすことで明るい山梨の未来を切り開いていきます。
【ブロック大会について】
開催地である富士五湖エリアは、その自然の美しさと多様なアクティビティ、古くからの富士山信仰とそれに伴う文化等多くの魅力があり、国内外から年間約1000万人もの観光客が訪れるエリアであります。2025 年度のブロック大会では、JCだけでなく様々な形で、次世代を担う多彩な人財や活動に焦点を当てます。また、ブロック大会を通じて、地域に希望の光を灯し、その活動が会員にとっても刺激となり、より高い志を持ったJC活動へと繋がることを目指します。また、山梨には富士五湖エリア以外にも様々な魅力があります。県内各地の隠れた魅力を発信し、富士五湖エリアのみならず、県内各地に人々が訪れるきっかけづくりを行います。ブロック大会は、山梨ブロック協議会の最大の発信の場です。日頃、地域に目を向け、ひとづくり、まちづくりのための事業を行っている我々が、多角的な視点から地域の魅力を再評価し、その成果を会員だけでなく、広く発信することが重要です。そして、多くの人々に我々の活動を知ってもらい、その想いを共有してもらうことが、より良い山梨にするためには必要です。富士五湖の豊かな自然と地域の魅力を最大限に活用し、多くの来場者に山梨の素晴らしさを深く体感していただけるような事業を構築していきます。
【山梨ブロック協議会の使命】
山梨ブロック協議会とは何であるのか。私は、今までのJCでの活動を通して、山梨ブロック協議会は大きな「木の幹」であると考えています。私はこれまで山梨JCの様々な職を経験していく中で、各 LOMは地域に根差す「木の根」であると考えています。大きな木でも、その根が腐ってしまっては、きれいな花を咲かせることはできず、やがて幹は枯れ、倒れてしまいます。山梨県内の11LOMが地域での活動をしっかりと行い、熱い鼓動がその地域に活力を与え、活力ある会員が山梨ブロック協議会に集うことにより、大きな幹となり、この山梨県にきれいな彩りある花を咲かせることができるようになると考えています。しかし、以前に比べて LOM とブロック協議会の距離が遠くなってしまっているように感じています。これでは山梨に大きくきれいな花を咲かせることはできません。私は、山梨県内の 11LOM が持っている根をしっかりと活力あふれるものにし、山梨ブロック協議会の幹を更に太いものにすることで、枝を精一杯伸ばし、山梨県にきれいな彩りある花を満開に咲かせます。
そのために、山梨ブロック協議会は、山梨県内の11LOMと手を取り合い、地域のリーダー育成、会員拡大などに取り組み、山梨県内の11LOMが活力ある希望や夢に満ちた会員であふれ、輝けるようになることを最大の使命とします。
【結びに】
「困難を予期するな、決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな、常に心に太陽を持て」という言葉があります。これは、私の行動指針となっています。この課題が山積している逆境の時代に、我々青年経済人は試されています。この逆境の時代を乗り越えるために、同じ志を持つ利害関係を超えた同志とのより良い関係性の構築が、一人ひとりの持つ熱い鼓動を共鳴させ、一歩踏み出す勇気や変化を恐れない覚悟となり、その情熱が山梨にとっての希望の光となります。我々は地域にいかされていることに対して感謝をし、自分の利益のためだけではなく、利他の精神を持ち、仲間のために、地域のために行動し、次の世代にバトンを繋いでいくことがJC活動だと、今までのJC活動で感じた私の答えです。明日また陽が昇る事を信じ、仲間の見せる笑顔を力に、この一瞬を共に生き抜きましょ
う。若い力を取り戻すために。